■総合福祉センターの解体工事

 ほぼ毎日、市役所に行き、周辺もよく通るのですが、ふと気がつくと「総合福祉センター」に大きな囲いがありました。(今頃気づいたかとご指摘を受けそうですが)
 これは、同センターの解体工事のためで工期は年内までとされています。
 総合福祉センターは昭和48年6月に工事着工し、49年2月に落成式典が挙行され、令和3年9月まで47年余りにわたり社会福祉活動の拠点として多くの市民の方に親しまれ利用されてきました。
 当時、同センターは340人が収容できる大集会場をはじめ娯楽室、研修室などを有した3階建ての近代的な建造物として注目を集め、他方からの視察も多かったと聞きます。また、結婚式や葬儀なども行われてきた経過もあり、さらに施設内には図書室や浴室もあったようでその役割は多岐に渡っていたことが窺えます。なお、資料などを見ますと建設に関わる総工費は1億8千万円となっていました。現在の貨幣価値に直すと4億円程度でしょうか。
 閉鎖してからもう3年が経ちますが、形としてなくなってしまうのは、幾ばくかの寂しさを感じます。
 解体後の敷地は、現時点では駐車場として利用される予定となっています。

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