先日、新聞報道にもありましたので、ご承知の方もいらっしゃるかと思いますが、先の総務文教委員会にて、市立病院から昨今の入院患者数の減少により病棟の一部の病床数(ベッド数)を減らす、いわゆるダウンサイジング(小型化)を進める方向が示され、12月開催の市議会定例会にそれに関わる条例の一部改正案を提出する予定との説明がありました。
詳細については市議会定例会などで明らかになっていくことと思いますが、廃止及び縮減の対象となるのは地域包括ケア病棟及びコロナ専用病棟ほか数病棟に及び、令和7年度から総体で現在の492床から405床となる予定です。
背景として私の考では、市立病院の病床稼働率は近年、コロナ禍の影響もあり60%~70%ほどで推移しており、今後の人口減少や見込み収益を踏まえ安定かつ持続的な経営を考慮して判断したと推察しています。
しかしながら、医療サービスの低下や雇用縮減による個々の家計状況やまちの経済などへの影響は非常に懸念されるところであります。市立病院は砂川市の「核」となる部分という言われ方もしておりますので、今後、どのように医療サービスの維持・向上を目指しながら安定した経営・地域医療の確保を図っていくのか、さらにはまちの経済効果にどう向き合うのか、数年から10年先を見据えたビジョンなど方針や方向性等について説明を求めながら状況に応じ提言などをしていきたいと考えております。皆様には今後も注意深く情報を収集し都度発信していきたいと思います。
補足としまして、砂川市立病院は「地方公営企業法」の規定の全てを適用しているため、設置が義務付けられている病院事業管理者が予算原案の作成、契約の一部、職員の採用や任免及び給与などについて市(市長)から独立した権限をもち運営しています。
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■町内会でカーリンコン大会
11月24日(日)、町内会・老人クラブの方々と一緒にカーリンコン競技をしました。
カーリンコンとは2つのチームがカーリングのストーンに見立てた円盤(ディスク)を交互に投げ合い、ポイントに近づける競技です。基本的なルール・得点はカーリングと同じですがディスクの表裏が2色(赤と緑)となっており、投じたときに裏返ってしまうと相手のディスクになるところが面白い点でした。
今回初めて体験し、これはなかなか簡単ではないぞと思いきや、ディスクを弾いたり、狭い隙間を通したりと参加した皆さんの腕前には本当に驚かされました。
こういった手軽に遊べるアイテムを使って競技という緊張感をやや感じながら行う交流は大変盛り上がりますし本当に楽しいものだなと改めて感じたところです。
各地域の町内会や老人クラブでは工夫を凝らしこのような取り組みを行っていると思いますので、機会ありましたら皆様には是非とも積極的に参加してみていただきたいですね。

■連日の雪で冬の景色に
今朝は大分冷え込み、昨日からの雪で市内も真っ白になりました。
いよいよ冬の到来かと思うと漠然と覚悟をきめなければというような気持ちになります。
今年は11月7日から8日にかけて初雪がありました。過去3年と比べますと4日~2週間程度早くなっています。
根雪はいつ頃かなと気になり、郷土資料研究会でご活躍される方の統計資料を拝見させていただきますと、2021年は12月13日、2022年は11月30日、2023年は11月24日となっていました。本年も天気予報の情報などから月末か来月初旬になりそうな感じです。
ただ、やはり心配なのは雪による被害です。近年は一度の降雪量が多いように感じます。昨日の一部新聞記事では今シーズンは猛吹雪やドカ雪が多く発生し交通傷害など雪による深刻な被害が懸念されるとありました。
皆さんにおかれましては既に対策は万全かと思いますが、根雪になる前に改めて備えができているか確認をいただき、体調管理を含め何事もなくこの冬を越して欲しいと願っております。


■砂川学園(義務教育学校)の制服候補
砂川学園の令和8年4月の開校に向け、校章・校歌など着々と準備が進められる中、7年生から9年生が着用する制服及びジャージの候補が市役所ロビーに並べられましたので、ご紹介したいと思います。
指定候補は学生服とジャージそれぞれ3点あり、保育園や小中学校の保護者世帯の1票と現小中学生の1票の投票結果により決定するとされています。
実際に拝見しますとそれぞれ色合いなどに特徴があり、なかなか甲乙付けがたい印象を受けました。(※写真より実際見た方が色などの違いが分かりやすいので、興味のある方は直接ご覧いただければと思います)迷いどころでありますが投票権のある方はどうぞお忘れなく投票いただきたく存じます。
なお、決定は年内を見込んでいるとのことでありました。




■年収103万円の壁(つぶやき)
先の衆議院議員解散総選挙を経て、最近はよくテレビの番組などで頻繁に年収103万円の壁について取り上げられています。
既にテレビの報道番組やインターネット上などで解説や課題などの情報が発信されておりますので細かい内容は記しませんが、いわゆるこの壁は所得税に関わる「基礎控除48万円」と「給与所得控除55万円」を足した額で、非課税となる範囲(上限)になります。
壁の存在により、これまで働き控えをしてきた方も少なくないと思いますし夫婦共働きがあたりまえのような時代背景もあって、漠然としてではありますが現代社会を考慮した見直しは必要と考えています。
ただ、扶養控除や配偶者(特別)控除、そして130万円を壁としている社会保険料の負担など、報道等で指摘されているように総体的に考えることが不可欠と思います。例えば厚労省では103万円の壁の見直しに伴い、いわゆる「年収106万円の壁」を撤廃し厚生年金の加入対象を拡大する動きもあり、受給年金額の増を図るといえど保険料の負担を考えると単純なことではありません。
また、壁の引き上げは所得税の減収に加え100万円を壁としている住民税の税収にも影響し、合わせて7兆円強の減収という試算もあることから自治体によっては予算の確保に戦々恐々としているのではないかと推察します。
発端となった国民民主党の案では103万円を178万円に引き上げるとしています。壁が働き控えを招いているとしたら、この見直しは各業種における昨今の人手不足の解消にも繋がる可能性があります。ただ、現在与野党では最低賃金を1,500円にという考えがあるため、これが実現すれば壁の上昇率が約73%であるのに対し、労働時間の上昇率は21%程度にとどまります。労働力を確保するという観点から申せば壁は賃上げに沿った見直しをすることが重要にあるようにも思います。いずれにしましても労働者はもとより事業主さんの声、そして地方自治体の声など現場の実態に耳を傾けながら議論を尽くすことを期待したいと存じます。
家計収入が増えることで育児しやすい環境となるのか、或いは労働時間が延びることにより子育てが難しくなるのか…この見直しが少子化問題にどう影響していくのか…それらのことも念頭に慎重な協議を進めて欲しいと思います。
■令和6年度「議会懇談会」
11月12日(火)、今回で7回目となる「議会懇談会」を実施いたしました。
議会懇談会は“住民に開かれた議会”をコンセプトに、議会を身近なものとしてより関心をもっていただこうと住民の皆様と意見交換等を行う場として実施しています。
実施にあっては午後3時開始と午後6時30分開始の2部構成とし、予め設定した4つテーマ「人口確保への対策」「子育て支援」「暮らしやすい生活」「駅前地区のにぎわい」から選択をいただき、グループごとに話し合いをする形式で行いました。
また今回は初めて本会議場を使用し、各グループの発表時にはくじ引きで選ばれた方が議長役を務め模擬議会にように実施したところです。
なお参加者は砂川高校の生徒さんをはじめ、それぞれ17名(全34名)でありました。
私は「子育て支援」を担当しましたが、教員OBの方や砂川高校の生徒さんなどからの発言にはハッと気づかされることが多々あり、その想いやご意見に勉強させていただいただけでなく、各々の着眼点には非常に感心させられました。
今回は高校生から80代まで様々な年齢層や立場(職種)の方が集い、交流といった部分でも大変有意義な時間になったと思います。
参加された皆様、本当にありがとうございました。
また、今回残念ながら参加できなかった皆様には、今後、議会広報で紹介させていただきますので是非ともご高覧いただきますようよろしくお願い申し上げます。


■建設工事着々と
砂川市では本年、駅前地区交流施設(通称:すないる)の本体や義務教育学校(砂川学園)の建設工事が着手されたほか、民間では㈱SHIROさんの薪火レストランやスーパーセンタートライアル砂川店さんの新築工事が始まるなど、いわゆる“箱物”の建設・着工が進められており、それぞれ現況を確認してまいりました。
今後はコープさっぽろ砂川店さんの移転工事も予定されており、様相の真新しい変化を楽しみにしながら、まちの発展や賑わい、経済の活性化に繋がるものと期待しているところです。
ただ一方で学校の跡地利用やこれら建設に伴う公共交通(乗合タクシー)の在り方など課題も内在しています。財政的な視点をもちつつ市民の皆さんの声に耳を傾けながら、より良い形になるよう努めてまいりたいと存じます。





■砂川市政功労者表彰式
11月3日の「文化の日」、地域交流センターゆうで令和6年度市政功労者表彰式が挙行されました。
令和6年度の表彰者は、産業振興部門として1法人(ソメスサドル株式会社様)、貢献表彰として1法人(砂川市認知症を抱える家族の会様)及び2名の方が受賞され、それぞれ飯澤市長から表彰状が手渡されました。加えて式典では永住功労者の方々並びに多額の寄付をされた1法人(株式会社シロ様)及び2名の方に感謝状が贈られました。なお今年度の永住功労者は121名でありました。
地域の発展に献身的に尽くしてこられた皆様、福祉向上に貢献されてきた皆様には、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。

■衆議院議員解散総選挙が終わって
今日は1ヵ月振りの投稿です。言い訳がましく申しますと衆議院の解散以降、選挙事務所のお手伝いなど色々とやることがあり、投開票日まで地元砂川にはほぼいない状態となっておりました。いずれにせよすっかり手を抜いてしまい申し訳ありません。
選挙結果に対する原因やその後の動き等はメディアで様々報じられておりますので云々申しませんが、一つ言うならば、とにかく議席を得た議員さんには負託に応えるべくしっかりと誠実に仕事に励んでいただきたいと思います。
話しはやや逸れますが、今回の解散総選挙は準備期間が非常に短く、各自治体では天手古舞にあったと推察しています。実際に投票所への入場券が公示後数日経ってから届いたという自治体も散見されましたし、一部では24日に届いたなんて話しも聞きました。その点、砂川市を見ると、初めて投票する方(新成人等)へは投票方法に関する説明文書を添えたため1~2日のずれは生じましたが総じて遅滞なく対応できていました。ただ、そうであっても投票率は前回より3.44ポイント下がり62.70%となりました。全国的に見て決して悪い数値でありませんし、投票率は争点や時期、その日の天候など様々な要因が絡むので一概に言うのは難しいのですが、それでもちょっと物足りない感じがします。
このことから、例えばスーパーマーケットや交流施設等に「出張期日前投票所」を何日か設けるなどの対策も検討が必要になってきたと考えます。「わざわざ投票には…」と言う方も日常生活のために買い物には行くはずです。ですので投票行為に“ついで”要素を取り入れるのも一つ有効かつ大事なことだと思いますので、選挙管理委員会においては是非、建設的な検討をお願いしたいですね。
■衆議院議員解散総選挙へのつぶやき
「裏金議員を原則公認へ」「裏金議員一部は非公認」…これはそれぞれ10月4日と7日に全国紙の新聞の一面です。
衆議院議員の解散総選挙が迫る中、自民党の候補者のうち裏金議員を公認するか否かを巡る内容の記事です。
私の印象としては、この展開は裏金に関係のない議員が裏金議員を公認するとその煽りを受け、総じて沈没しかねないと反発したものではないかと推察しています。
考え方がどこかの時点で変わるのは“ない”話しではありません。また世論を尊重したとすれば言い訳も立つでしょう。ただ、朝令暮改の動きを見せられると将来の展望も見通せない政治になるのではと不安感を覚えます。
私はこの度の解散総選挙は特に重要だと思っています。
この30年を振り返るとどうでしょう。私たちの生活は豊かになったでしょうか。老後に不安のない社会になったでしょうか。その答えは少子化という問題が如実に表していると私は考えています。今年の春闘は大きな賃上げとなりましたが、このところの物価上昇で私たちの資産価値は確実に下がっており生活への不安感は変わらぬままです。
その上でこれまで政治家が絡む不可解な事象は幾つあったでしょう。納得がいく説明責任が果たされた場面はあったでしょうか。国の舵取りをするのは相当の覚悟と苦労があるとは思いますが、透明性や責任のある言動があまり見受けられなかったのは非常に残念でした。
今回の選挙では、国民に正直に向き合い、日本経済の発展そして日常生活に不安のない社会を目指し誠実に働いてくれるのは誰か、今まで以上に目を凝らす必要があると考えています。
…と勝手なことばかり申しておりますが、兎にも角にも有権者の皆さんにおかれましては選挙に行って、各々思いを投じていただきたくお願い申し上げます。
