■仲間づくり「子ども会議」~いじめを考える

 11月28日(火)、公民館で「子ども会議」が開催され、ちょっと覗いてきました。

 子ども会議は、“いじめのない学校づくり”を基調に、子どもたち自らが話し合い考える場として例年行われているものです。

 今回の会議では、市内小中学校と砂川高校から25人の児童・生徒が集まり、各校の取組の報告、5つのグループに分かれての協議と発表を行い、最後に行動メッセージを決定しました。

 行動メッセージは、各グループとも相手のことを良く知ることが大切としながら交流が重要とした内容でまとめられたことを踏まえ、最終的に共通メッセージとしてこのように ↓ なりました。

「自分から積極的にコミュニケーションをとろう!!」

 会議は、いじめに対する意識や、それをなくそうとする子どもたちの強い意志が伝わり、とても良い内容だったと思います。

 あくまで主観ではありますが、今はインターネットの普及により、子どもたち自らが色々な情報を容易に得ることができる時代です。故に豊富な情報量をもって敢えて被害者を装ういじめなど、巧妙で狡猾なやり口になっていることが想像されます。いじめは被害者と加害者がコロコロ入れ代わりやすいというのはこういうことだと思います。

 そのため、SNSを利用した学校以外でいじめが発生する状況も相まって、いじめの実態を正確に把握し対処するのは本当に難しくなっていると感じます。ですので、そういう行為をしてはいけないという未然防止的な指導がより重要にあると思います。例えば企業では、どれだけ有能な人物であっても、その者がいじめ行為により何人もの社員を休職や退職に追い込み生産性を下げるようなことがあれば、結果的に大きな損失を伴います。つまりいじめは会社や社会にとっては不要なものであり、その行為に及ぶ者は必要ないと解釈されるかと思います。そういう考えから、いじめ行為は自身にとって非常にマイナスであることを十分に認識してもらいたいと思いますし、また、今は誰しもがスマートフォンで情報を発信できる時代ですので、動画配信で拡散されればその影響は計り知れないことを理解して欲しいと思います。

 いじめ案件は複雑で対応も極めて難しく、偉そうに口で簡単に言えるものではないと認識しておりますが、いじめは時折報道にもあるとおり、取り返しのつかない事態をも生じてしまう極めて悪質な行為ですので、学校現場ではしっかりと注視・指導いただきたいと思いますし、学校のみならず社会が地域が深い関心を寄せながら日常的に注意するなど、子どもたちの成長を見守っていただけたらいいなと思う次第です。

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