2024年04月01日一覧

■今日から新年度

 今日から新年度(令和6年度)がスタートしました。

 新年度を迎え、入園・入学・進学や就職、異動、退職など新しい環境で生活が一変する方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 また、新設や見直しされた施策や制度もスタートするタイミングで、砂川市でも新たな子育て支援や商工事業所に対する支援などの運用が始まります。(詳しくは先日の議会報告をご覧願います)

 突然ですがここで、新年度を迎えフッと頭に浮かんだ2件について記述します。

〇税制度の見直し

【森林環境税】

 今年度から、これまで住民税と併せて徴収されていた「復興特別税」が終了し、代わって「森林環境税」が徴収されます。

 復興特別税はご存じの方も多いと思いますが、東日本大震災による復興財源の確保を目的として平成26年度(2014年度)から住民税と併せて1,000円徴収されていたもので、予定の10年を経過し終了します。これにより、今年度からは同額分を「森林環境税」として徴収することとなりました。

 森林環境税は、温室効果ガス排出削減目標の達成や災害防止等を図るため、森林整備等に必要な財源を安定的に確保する観点から創設された国税で、「森林環境譲与税」としてそれぞれの自治体に配分(規模に応じて)している財源となるものです。ちなみに砂川市の令和6年度の予算計上額は594万4,000円であります。

 なお、森林環境譲与税の使途は主に間伐や人材育成・担い手の確保、学校施設や公園等の施設の建築・改修等に係る国産木材の活用促進となっています。

【定額減税】

 皆様もニュース等でご覧かと存じますが、今年度は定額減税が適用されます。

 これは、物価高に対する国民負担を軽減する措置として、令和6年分の1人当たりの所得税3万円+住民税1万円を控除するとしたものです。

 控除は6月以降、最初に支払われる給与及び賞与の所得税等の額から随時適用されることとなっています。なお、地方自治体の財源である住民税の減税に伴う減収分は、全額国費で補てんされます。

 以上、既に世に知らしめられた内容を偉そうに記述してみました。ただ、いずれにしましても、税というのは基本、市場原理を用いないところが特徴でありこの点の理解が重要な部分だと考えます。将来を見据え変に偏らず無駄を省きながら必要なところにしっかり充てるとした、あたり前のことを失念することなく有効に活用していかなければと強く思います。

 なお、これら税制改正に伴い、今後、市税条例の改正について提案される見込みであります。

〇市役所・市議会でナチュラル・ビズ・スタイル

 本年4月から、市役所及び市議会でナチュラル・ビズ・スタイルがスタートしました。(正式には4~5月試行期間、10月~本格運用)

 これは、自然の気温変化や職務の場面に合わせて働きやすい服装を選択することで、省エネや節電を目指す取り組みとして実施され、業務に支障のない範囲で上着やネクタイの着用を要しないとするものです。

 大雑把に言いますと、これまで6月から9月まで実施されていた「サマースタイル(クール・ビズ)」が通年になったという内容です。サマースタイルとは少々異なる点もありますが、主としてはサマースタイルはポロシャツOKなのに対し、ナチュラル・ビズ・スタイルはNG(Yシャツのみ)としているところぐらいです。

 なお、これら取り組みは国・都道府県も推奨しており、全国的に広がりを見せています。

 ネクタイ付着用で一見だらしないように映るかもしれませんが、市議会では要所要所では着用することとしておりますので、ご理解いただきたく存じます。


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