■「砂川発電所」「流雪溝施設」の現地調査

 5月16日(木)、社会経済委員会と総務文教委員会合同で、「砂川発電所」及び「流雪溝施設」の現地調査を行いました。

 現地調査の目的は、2027年3月末で砂川(火力)発電所が閉鎖し撤退するため、敷地や発電システム、関連施設の流雪溝の現況等を確認するためです。

 流雪溝を知らない方もいるかもしれませんので少し説明します。流雪溝とは火力発電所の発電タービンで加熱された冷却水(温排水)を再利用して冬期間の降・積雪を除去するための施設です。発電所構内にあるポンプから供給される温排水は国道12号の車道脇の地下を流れ、流水ルートのところどころに設置されている投雪口から雪を投げ入れる仕組みとなっています。なお、流水ルートは市街地を中心に3ルートあり、国道12号の東西両脇と西2条通りの一部区間に敷設され、それぞれ最終的に河川(パンケ歌志内川・ペンケスナ川)に放流されます。

 砂川発電所の撤退により発電施設用地はもとより社員住宅用敷地の今後の展開や地域経済への影響が案件として取り上げられるのと同時に、一部市民の方の生活に定着した流雪溝の維持も憂慮される大きな検討課題です。

 色々と懸念すべき事項がありますが、私としては幼少期から発電所の煙突を風景として見ていたので実に寂しい感情も沸いてきます。ただ、調査時に「本日は季節と気候条件から風・水力の発電量が十分に確保され、当発電所は運転していない」との説明があり、この度の閉鎖は仕方のない措置なのかなと感じたところです。 今後は様々協議が進められていくと思いますので、随時ご報告等をさせていただきます。今回、皆様には見る機会があまりない施設屋上からの風景をお届けしたいと存じます。

屋上の高さは50m。煙突は120mだそうです
南側の風景。中央部に社員用の住宅が並びます
発電タービン。ここは3階で2階に下半分があります
流雪溝の流水ポンプ

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