■5年ぶりの街頭もちつき

 12月14日(土)、地域交流センターゆうにおいて、街頭もちつきが行われました。
 今回の街頭もちつきはコロナ禍の影響もあり、実に5年ぶりの実施となりました。

 街頭もちつきの由来は徳島県・脇町が発祥と言われ、明治32年、石狩川での木材の流送等に関わり、四国の阿波から木場職人が砂川に出稼ぎに来られ(後にサンモク工業に発展)、その際、脇町出身の方々がふるさとを偲び、餅をついてふるまったのがきっかけとのことです。

 会場ではもちつき保存会の皆さんが威勢よく杵を振り、見事なお餅ちが次々とつきあがっていました。また、ついた餅は手頃な大きなに丸められ、無病息災・家内安全祈願として、市内の各スーパーマーケットで配られました。


■第4回市議会定例会 折り返し

 今日は少々気温も上がり比較的穏やかな日でした。
 12月9日(月)から4日間の会期日程で開会された市議会定例会も2日目が終わり折り返しとなりました。
 提案された市立病院の条例の一部改正及び一般会計並びに市立病院事業会計の補正予算については予算審査特別委員会での審査を経て、いずれも議案のとおり可決しております。
 内容等につきまして次のとおりご報告いたします。

【条例の一部改正】

◎砂川市立病院事業の設置等に関する条例
 入院患者の減少を踏まえ、効率的な病床の運営を図るため、病床数を削減するもの。
➤一般病床 408床 → 321床 (全体で492床→405床)
 ※感染症病床4床と精神病床80床は変更なし
 一般病床87床の減の内訳は、コロナ病床33症(現未使用)と地域包括ケア病床44床(9月末 廃止)のほか4病棟で合わせて10床(各病棟1~5床を削減)

【一般会計補正予算(歳出)】

◎ふるさと応援寄附金業務経費  208,710,000円
 ふるさと応援寄附金の採納状況が過去最高であった令和4年度の10月末と比べ、本年は約1.4倍で推移しているほか、納税サイトの新規開設により寄附者の増加が見込まれることから謝礼経費やサイトの利用手数料を増額補正するもの。
➤内訳=寄付金謝礼121,306千円、通信運搬費8,427円、手数料59,668千円、業務委託料19,309千円

◎企業振興促進補助金  182,236,000円

 市内に企業施設を新設及び増設または移設したものに対して、設備投資にかかる負担を軽減し、経済の均衡ある発展を図るための支援。
 今回、企業一社が工業団地内の用地を取得し工場を新築することから、当該制度に則り補助金を交付するため予算の補正を行うもの。

【病院事業会計補正予算】

◎一時借入金限度額 500,000,000円
 会計年度内における一時的な現金の不足を補うため、借入金の限度額を現行の10億円から15億円に引き上げ運転資金の確保を図るもの。
 なお、引き上げ分の5億円はあくまで限度額としているため、今後の借入額は未定。

 今議会で提出された議案では、市立病院の経営に関わる部分でやはり注目が集まりました。提案内容については理解できるものの、今後の展開など提案以外の部分で色々と確認が必要と感じました。本件に関しては情報提供を含め追ってお示ししていきたいと存じます。

今日は穏やかな日でした(議場の窓から撮影~奥に更地になった福祉センター跡地が見えます)

■第4回市議会定例会 12月9日~

 降雪と共に寒さも一段と厳しくなり、いよいよ根雪かなと思わせる気候となってまいりました。同時に風邪も流行っているようですので体調管理にはくれぐれもご注意いただければと思います。

 さて、第4回市議会定例会が12月9日から12日までの4日間の会期予定で開会されます。
 今議会は一般会計と市立病院事業会計の補正予算及び市立病院の条例の一部改正などについて審査を行います。
 今回の提案で特に注視している点としましては、市立病院の補正予算並びに条例の一部改正です。いずれも経営状況や今後の運営形態、医療サービスに影響するものと考えており、どのような提案説明にはなるのか大変注目しています。内容等については議会終了後に別途詳報いたしたいと存じます。
 なお、議会の詳しい日程はこちらをご覧ください。

まちはいよいよ根雪に…写真は市役所庁舎から望む市立病院


■小学校の5校交流会

 11月29日(金)、総合体育館で市内小学校の6年生を対象とした「5校交流会」が行われ、この度もお邪魔して参りました。
 この5校交流会は義務教育学校の開校に伴い円滑な移行を図る目的で令和4年度から実施しており、今回は対象となる6年生97人中94人が参加し、学校・学級紹介や幾つかの楽しいゲームが行われました。
 様子を窺っていると、さすがにそれぞれ他校の子の顔と名前をしっかり覚えてはいないとは思いますが、余所余所しい緊張した表情は殆ど見られず、歓声を上げながらはしゃぐ姿に抵抗なく溶け込んでいる印象を受けました。
 子どもたちの順応性は本当に大したものだと感心しつつも、そもそも小学生にとって中学校に進学することは学校統合と同じ状況なので、過去の流れから考えれば大人が心配すぎなのかもしれませんね。


■市立病院のダウンサイジング

 先日、新聞報道にもありましたので、ご承知の方もいらっしゃるかと思いますが、先の総務文教委員会にて、市立病院から昨今の入院患者数の減少により病棟の一部の病床数(ベッド数)を減らす、いわゆるダウンサイジング(小型化)を進める方向が示され、12月開催の市議会定例会にそれに関わる条例の一部改正案を提出する予定との説明がありました。
 詳細については市議会定例会などで明らかになっていくことと思いますが、廃止及び縮減の対象となるのは地域包括ケア病棟及びコロナ専用病棟ほか数病棟に及び、令和7年度から総体で現在の492床から405床となる予定です。
 背景として私の考では、市立病院の病床稼働率は近年、コロナ禍の影響もあり60%~70%ほどで推移しており、今後の人口減少や見込み収益を踏まえ安定かつ持続的な経営を考慮して判断したと推察しています。
 しかしながら、医療サービスの低下や雇用縮減による個々の家計状況やまちの経済などへの影響は非常に懸念されるところであります。市立病院は砂川市の「核」となる部分という言われ方もしておりますので、今後、どのように医療サービスの維持・向上を目指しながら安定した経営・地域医療の確保を図っていくのか、さらにはまちの経済効果にどう向き合うのか、数年から10年先を見据えたビジョンなど方針や方向性等について説明を求めながら状況に応じ提言などをしていきたいと考えております。皆様には今後も注意深く情報を収集し都度発信していきたいと思います。
 補足としまして、砂川市立病院は「地方公営企業法」の規定の全てを適用しているため、設置が義務付けられている病院事業管理者が予算原案の作成、契約の一部、職員の採用や任免及び給与などについて市(市長)から独立した権限をもち運営しています。


■町内会でカーリンコン大会

 11月24日(日)、町内会・老人クラブの方々と一緒にカーリンコン競技をしました。
 カーリンコンとは2つのチームがカーリングのストーンに見立てた円盤(ディスク)を交互に投げ合い、ポイントに近づける競技です。基本的なルール・得点はカーリングと同じですがディスクの表裏が2色(赤と緑)となっており、投じたときに裏返ってしまうと相手のディスクになるところが面白い点でした。
 今回初めて体験し、これはなかなか簡単ではないぞと思いきや、ディスクを弾いたり、狭い隙間を通したりと参加した皆さんの腕前には本当に驚かされました。
 こういった手軽に遊べるアイテムを使って競技という緊張感をやや感じながら行う交流は大変盛り上がりますし本当に楽しいものだなと改めて感じたところです。
 各地域の町内会や老人クラブでは工夫を凝らしこのような取り組みを行っていると思いますので、機会ありましたら皆様には是非とも積極的に参加してみていただきたいですね。


■連日の雪で冬の景色に

 今朝は大分冷え込み、昨日からの雪で市内も真っ白になりました。
 いよいよ冬の到来かと思うと漠然と覚悟をきめなければというような気持ちになります。
 今年は11月7日から8日にかけて初雪がありました。過去3年と比べますと4日~2週間程度早くなっています。
 根雪はいつ頃かなと気になり、郷土資料研究会でご活躍される方の統計資料を拝見させていただきますと、2021年は12月13日、2022年は11月30日、2023年は11月24日となっていました。本年も天気予報の情報などから月末か来月初旬になりそうな感じです。
 ただ、やはり心配なのは雪による被害です。近年は一度の降雪量が多いように感じます。昨日の一部新聞記事では今シーズンは猛吹雪やドカ雪が多く発生し交通傷害など雪による深刻な被害が懸念されるとありました。
 皆さんにおかれましては既に対策は万全かと思いますが、根雪になる前に改めて備えができているか確認をいただき、体調管理を含め何事もなくこの冬を越して欲しいと願っております。

オアシスパークの様子
今朝の市役所


■砂川学園(義務教育学校)の制服候補

 砂川学園の令和8年4月の開校に向け、校章・校歌など着々と準備が進められる中、7年生から9年生が着用する制服及びジャージの候補が市役所ロビーに並べられましたので、ご紹介したいと思います。
 指定候補は学生服とジャージそれぞれ3点あり、保育園や小中学校の保護者世帯の1票と現小中学生の1票の投票結果により決定するとされています。
 実際に拝見しますとそれぞれ色合いなどに特徴があり、なかなか甲乙付けがたい印象を受けました。(※写真より実際見た方が色などの違いが分かりやすいので、興味のある方は直接ご覧いただければと思います)迷いどころでありますが投票権のある方はどうぞお忘れなく投票いただきたく存じます。
 なお、決定は年内を見込んでいるとのことでありました。

Aは濃紺のジャケット
Bは深緑のジャケット
Cは黒に近いジャケット
ジャージも3タイプ。生地の厚みも若干違います


■年収103万円の壁(つぶやき)

 先の衆議院議員解散総選挙を経て、最近はよくテレビの番組などで頻繁に年収103万円の壁について取り上げられています。
 既にテレビの報道番組やインターネット上などで解説や課題などの情報が発信されておりますので細かい内容は記しませんが、いわゆるこの壁は所得税に関わる「基礎控除48万円」と「給与所得控除55万円」を足した額で、非課税となる範囲(上限)になります。
 壁の存在により、これまで働き控えをしてきた方も少なくないと思いますし夫婦共働きがあたりまえのような時代背景もあって、漠然としてではありますが現代社会を考慮した見直しは必要と考えています。
 ただ、扶養控除や配偶者(特別)控除、そして130万円を壁としている社会保険料の負担など、報道等で指摘されているように総体的に考えることが不可欠と思います。例えば厚労省では103万円の壁の見直しに伴い、いわゆる「年収106万円の壁」を撤廃し厚生年金の加入対象を拡大する動きもあり、受給年金額の増を図るといえど保険料の負担を考えると単純なことではありません。
 また、壁の引き上げは所得税の減収に加え100万円を壁としている住民税の税収にも影響し、合わせて7兆円強の減収という試算もあることから自治体によっては予算の確保に戦々恐々としているのではないかと推察します。
 発端となった国民民主党の案では103万円を178万円に引き上げるとしています。壁が働き控えを招いているとしたら、この見直しは各業種における昨今の人手不足の解消にも繋がる可能性があります。ただ、現在与野党では最低賃金を1,500円にという考えがあるため、これが実現すれば壁の上昇率が約73%であるのに対し、労働時間の上昇率は21%程度にとどまります。労働力を確保するという観点から申せば壁は賃上げに沿った見直しをすることが重要にあるようにも思います。いずれにしましても労働者はもとより事業主さんの声、そして地方自治体の声など現場の実態に耳を傾けながら議論を尽くすことを期待したいと存じます。
 家計収入が増えることで育児しやすい環境となるのか、或いは労働時間が延びることにより子育てが難しくなるのか…この見直しが少子化問題にどう影響していくのか…それらのことも念頭に慎重な協議を進めて欲しいと思います。


■令和6年度「議会懇談会」

 11月12日(火)、今回で7回目となる「議会懇談会」を実施いたしました。
 議会懇談会は“住民に開かれた議会”をコンセプトに、議会を身近なものとしてより関心をもっていただこうと住民の皆様と意見交換等を行う場として実施しています。
 実施にあっては午後3時開始と午後6時30分開始の2部構成とし、予め設定した4つテーマ「人口確保への対策」「子育て支援」「暮らしやすい生活」「駅前地区のにぎわい」から選択をいただき、グループごとに話し合いをする形式で行いました。
 また今回は初めて本会議場を使用し、各グループの発表時にはくじ引きで選ばれた方が議長役を務め模擬議会にように実施したところです。
 なお参加者は砂川高校の生徒さんをはじめ、それぞれ17名(全34名)でありました。
 私は「子育て支援」を担当しましたが、教員OBの方や砂川高校の生徒さんなどからの発言にはハッと気づかされることが多々あり、その想いやご意見に勉強させていただいただけでなく、各々の着眼点には非常に感心させられました。
 今回は高校生から80代まで様々な年齢層や立場(職種)の方が集い、交流といった部分でも大変有意義な時間になったと思います。
 参加された皆様、本当にありがとうございました。
 また、今回残念ながら参加できなかった皆様には、今後、議会広報で紹介させていただきますので是非ともご高覧いただきますようよろしくお願い申し上げます。


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