9月9日(月)から開会された第3回市議会定例会が12日(木)に終了しました。
今回の議会は条例の一部改正や各会計の補正予算など19案件について提案及び報告があり、一般質問は6人でした。所属会派の市民クラブからは、「市立病院地域ケア病棟の廃止」について鈴木議員が一般質問を行っています。その回答内容から市立病院の経営も昨今の物価高騰に伴う光熱費をはじめとした経常費の負担増や施設の修繕、医療機器等の更新、人件費の問題等を抱え、収支の安定を図るため様々な見直しが必要な状況になっていると理解しました。市立病院は地域医療を支える核となる存在です。私も今以上に注視して住民の期待に応える医療提供及び持続的な健全・堅実な運営が図られるよう、立場をわきまえながらできる限りのことをしてまいりたいと思う次第であります。
今回決議された主な案件については次のとおりです。
【債務負担行為】
○砂川市まちなか交流施設什器備品購入
砂川まちなか交流施設の什器備品(施設内で使用するテーブルや椅子、掲示板など)においては、発注から納品まで数ヵ月を要することが見込まれるため令和6年度中に購入に係る契約を交わし、令和7年度の開設時(建設工事完了後)に納品及び支払いを行うためのものです。
なお、債務負担行為とは契約は今年度で支払いは翌年度以降となる場合に予め承認を得るとするもので、この度は地方自治法の各会計年度における歳出はその年度の歳入をもって充てなければならいとする規定に準じて進めると施設オープン後の什器納品がかなり遅くなってしまう可能性があるからです。
什器購入の予算額は3,078万9,000円です。
【一般会計補正予算】
○生活保護システム改修委託 173万4,000円
生活保護制度の見直しによる、就労による自立を後押しする支給額の新たな算定方法や進学準備給付金が高校卒業後の就職も対象とした拡充措置に対応するため、必要なシステム改修を行うものです。
○畑地化促進事業補助金 778万3,000円
水田を畑地化する農業者へ対し、畑地化により支払いが生じる土地改良区への地区除外決済金等を補助するもので、国からの事業採択をもって予算化。
○中小企業等振興補助金 8万2,000円
創業支援等事業計画に基づく支援を受けた市内の創業間もない事業者に対して、認知度の向上や販路拡大をために広告等に必要な経費の一部を補助するものです。
※このほか、令和5年度の各会計の決算認定について提案されましたが、本件の審査に関しては決算審査特別委員会に付託されました。同委員会は10月1・2日の日程としておりここで集中的な審査が行われます。