■建設工事着々と

 砂川市では本年、駅前地区交流施設(通称:すないる)の本体や義務教育学校(砂川学園)の建設工事が着手されたほか、民間では㈱SHIROさんの薪火レストランやスーパーセンタートライアル砂川店さんの新築工事が始まるなど、いわゆる“箱物”の建設・着工が進められており、それぞれ現況を確認してまいりました。
 今後はコープさっぽろ砂川店さんの移転工事も予定されており、様相の真新しい変化を楽しみにしながら、まちの発展や賑わい、経済の活性化に繋がるものと期待しているところです。
 ただ一方で学校の跡地利用やこれら建設に伴う公共交通(乗合タクシー)の在り方など課題も内在しています。財政的な視点をもちつつ市民の皆さんの声に耳を傾けながら、より良い形になるよう努めてまいりたいと存じます。

義務教育学校(砂川学園)の建設現場
駅前地区交流施設「すないる」の外観(国道12号から)
駅前地区交流施設「すないる」の外観(裏手から)
建設中のSHIROさんの薪火レストラン
スーパーセンタートライアル砂川店さんの工事現場

■砂川市政功労者表彰式

 11月3日の「文化の日」、地域交流センターゆうで令和6年度市政功労者表彰式が挙行されました。
 令和6年度の表彰者は、産業振興部門として1法人(ソメスサドル株式会社様)、貢献表彰として1法人(砂川市認知症を抱える家族の会様)及び2名の方が受賞され、それぞれ飯澤市長から表彰状が手渡されました。加えて式典では永住功労者の方々並びに多額の寄付をされた1法人(株式会社シロ様)及び2名の方に感謝状が贈られました。なお今年度の永住功労者は121名でありました。
 地域の発展に献身的に尽くしてこられた皆様、福祉向上に貢献されてきた皆様には、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。


■衆議院議員解散総選挙が終わって

 今日は1ヵ月振りの投稿です。言い訳がましく申しますと衆議院の解散以降、選挙事務所のお手伝いなど色々とやることがあり、投開票日まで地元砂川にはほぼいない状態となっておりました。いずれにせよすっかり手を抜いてしまい申し訳ありません。

 選挙結果に対する原因やその後の動き等はメディアで様々報じられておりますので云々申しませんが、一つ言うならば、とにかく議席を得た議員さんには負託に応えるべくしっかりと誠実に仕事に励んでいただきたいと思います。

 話しはやや逸れますが、今回の解散総選挙は準備期間が非常に短く、各自治体では天手古舞にあったと推察しています。実際に投票所への入場券が公示後数日経ってから届いたという自治体も散見されましたし、一部では24日に届いたなんて話しも聞きました。その点、砂川市を見ると、初めて投票する方(新成人等)へは投票方法に関する説明文書を添えたため1~2日のずれは生じましたが総じて遅滞なく対応できていました。ただ、そうであっても投票率は前回より3.44ポイント下がり62.70%となりました。全国的に見て決して悪い数値でありませんし、投票率は争点や時期、その日の天候など様々な要因が絡むので一概に言うのは難しいのですが、それでもちょっと物足りない感じがします。
 このことから、例えばスーパーマーケットや交流施設等に「出張期日前投票所」を何日か設けるなどの対策も検討が必要になってきたと考えます。「わざわざ投票には…」と言う方も日常生活のために買い物には行くはずです。ですので投票行為に“ついで”要素を取り入れるのも一つ有効かつ大事なことだと思いますので、選挙管理委員会においては是非、建設的な検討をお願いしたいですね。


■衆議院議員解散総選挙へのつぶやき

 「裏金議員を原則公認へ」「裏金議員一部は非公認」…これはそれぞれ10月4日と7日に全国紙の新聞の一面です。
 衆議院議員の解散総選挙が迫る中、自民党の候補者のうち裏金議員を公認するか否かを巡る内容の記事です。
 私の印象としては、この展開は裏金に関係のない議員が裏金議員を公認するとその煽りを受け、総じて沈没しかねないと反発したものではないかと推察しています。
 考え方がどこかの時点で変わるのは“ない”話しではありません。また世論を尊重したとすれば言い訳も立つでしょう。ただ、朝令暮改の動きを見せられると将来の展望も見通せない政治になるのではと不安感を覚えます。
 私はこの度の解散総選挙は特に重要だと思っています。
 この30年を振り返るとどうでしょう。私たちの生活は豊かになったでしょうか。老後に不安のない社会になったでしょうか。その答えは少子化という問題が如実に表していると私は考えています。今年の春闘は大きな賃上げとなりましたが、このところの物価上昇で私たちの資産価値は確実に下がっており生活への不安感は変わらぬままです。
 その上でこれまで政治家が絡む不可解な事象は幾つあったでしょう。納得がいく説明責任が果たされた場面はあったでしょうか。国の舵取りをするのは相当の覚悟と苦労があるとは思いますが、透明性や責任のある言動があまり見受けられなかったのは非常に残念でした。
 今回の選挙では、国民に正直に向き合い、日本経済の発展そして日常生活に不安のない社会を目指し誠実に働いてくれるのは誰か、今まで以上に目を凝らす必要があると考えています。
 …と勝手なことばかり申しておりますが、兎にも角にも有権者の皆さんにおかれましては選挙に行って、各々思いを投じていただきたくお願い申し上げます。


■北海道議会を傍聴

 9月25日(水)、第3回北海道議会定例会を傍聴してきました。
 この日の議事日程は一般質問となっており、さらには地元砂川市出身の道議会議員・稲村久男副議長が登壇し議事の進行を務めることもあって、やや強行ではありましたが勉強する思いで行ってきた次第です。
 日程の一部しか傍聴できませんでしたが、宿泊税、エネルギー政策、ラピダス関連等、普段あまり感心を寄せていなかった分野でのやりとりもあり、議事の流れや議員及び説明員の動きなどを含め多々参考になりました。これを機に国や北海道の政策、動向にはしっかりと注視しなければと認識をあらたにしたところです。

本会議場
稲村副議長。手前は答弁する鈴木知事

■道路清掃に汗を流す皆さん

 9月14日(土)、宮川中央団地の老人クラブに在籍する皆さんが町内に接する南4号線を清掃しておりました。
 こちらの皆さんは、日頃から植樹枡の管理や町内のゴミ拾いをボランティアで行ってくれています。
 こういった環境美化活動が衛生面だけでなく、まちづくりに貢献していると改めて気付かされ本当に頭が下がる思いでした。
 市では既に地域活動を支援する施策を実施しておりますが、このような活動に対して継続性を鑑みた新たな支える仕組みも、ボランティアで行う皆さんの気持ち・精神に配慮しながら考えてはいいのではと感じました。


■小学校5校で合同遠足

 9月13日(金)、市内小学校5校の合同遠足が行われ、様子を窺ってまいりました。
 この合同遠足は義務教育学校の開校を控え、5校の交流を深める目的で行われ、昨年度に引き続いての実施となります。対象は高学年で今回は5年生80人中79人、6年生は97人全員が参加したとのことです。
 コースは空知太小学校から北海道子どもの国までで、5年生は往復約8㎞、6年生は往復約10㎞の距離を歩きます。
 当日は少し肌寒い気温でスタートしましたが、子どもたちは何のその元気一杯な様子で歩いていました。あまりの元気な姿に今となっては私にもこんな時があったのかなと疑わしく感じた次第です。
 子どもの国では、昼食を挟みながらレクレーションや不思議の森での自由行動を楽しんだとのことです。

 義務教育学校を目指すとしてから、この間、有識者、関係者そして現場の先生など多くの方々が子どもたちのことを真剣に考えながら素晴らしい学校にしようと協議・検討を重ね行動しています。そして今、新校舎の建設が始まりました。夏休み中には小中学校の教員が一堂に会し、小中学校それぞれの授業を映像で確認しながらの研修会も実施されたと聞きます。心配するあまりご指摘など色々なお声もあるようですが、今は開校に向けて頑張る人たちの足を止めないこと、そして自分はどんな協力ができるのかを考えることが大切だと子どもたちの姿を見てつくづく思いました。


■第3回市議会定例会が終了しました

 9月9日(月)から開会された第3回市議会定例会が12日(木)に終了しました。
 今回の議会は条例の一部改正や各会計の補正予算など19案件について提案及び報告があり、一般質問は6人でした。所属会派の市民クラブからは、「市立病院地域ケア病棟の廃止」について鈴木議員が一般質問を行っています。その回答内容から市立病院の経営も昨今の物価高騰に伴う光熱費をはじめとした経常費の負担増や施設の修繕、医療機器等の更新、人件費の問題等を抱え、収支の安定を図るため様々な見直しが必要な状況になっていると理解しました。市立病院は地域医療を支える核となる存在です。私も今以上に注視して住民の期待に応える医療提供及び持続的な健全・堅実な運営が図られるよう、立場をわきまえながらできる限りのことをしてまいりたいと思う次第であります。

 今回決議された主な案件については次のとおりです。

【債務負担行為】

○砂川市まちなか交流施設什器備品購入

 砂川まちなか交流施設の什器備品(施設内で使用するテーブルや椅子、掲示板など)においては、発注から納品まで数ヵ月を要することが見込まれるため令和6年度中に購入に係る契約を交わし、令和7年度の開設時(建設工事完了後)に納品及び支払いを行うためのものです。
 なお、債務負担行為とは契約は今年度で支払いは翌年度以降となる場合に予め承認を得るとするもので、この度は地方自治法の各会計年度における歳出はその年度の歳入をもって充てなければならいとする規定に準じて進めると施設オープン後の什器納品がかなり遅くなってしまう可能性があるからです。
 什器購入の予算額は3,078万9,000円です。

【一般会計補正予算】

○生活保護システム改修委託  173万4,000円
 生活保護制度の見直しによる、就労による自立を後押しする支給額の新たな算定方法や進学準備給付金が高校卒業後の就職も対象とした拡充措置に対応するため、必要なシステム改修を行うものです。

○畑地化促進事業補助金  778万3,000円
 水田を畑地化する農業者へ対し、畑地化により支払いが生じる土地改良区への地区除外決済金等を補助するもので、国からの事業採択をもって予算化。

○中小企業等振興補助金  8万2,000円
 創業支援等事業計画に基づく支援を受けた市内の創業間もない事業者に対して、認知度の向上や販路拡大をために広告等に必要な経費の一部を補助するものです。

※このほか、令和5年度の各会計の決算認定について提案されましたが、本件の審査に関しては決算審査特別委員会に付託されました。同委員会は10月1・2日の日程としておりここで集中的な審査が行われます。


■砂川レイクサイドの会の活動を拝見

 9月3日(火)に砂川レイクサイドの会による「第4回海ごみゼロ・CO2ゼロ作戦in砂川オアシスパーク」が行われ、その活動の様子を拝見させていただきました。
 作業を開始する前に行われたセレモニーでは、津田会長より「きれいな環境を保つことは若者をはじめ多くの人を引き寄せ、それがイベント等の実施に繋がったりして、まちの賑わいや活力に寄与する」との挨拶があり、力のこもった言葉が印象的でした。
 なお当日は、飯澤市長も現地に訪れ、激励と感謝の言葉を述べられておりました。

 当ホームページでは何回かご紹介しておりますので、ご存じの方も多いかと思いますが、砂川レイクサイドの会は脱炭素化社会の実現を目指し、有志の方々がオアシスパークを中心に沿道の花の植栽やゴミ拾い、流木撤去、植樹枡の管理などの環境美化活動を行っている団体です。

 この日は抜けるような青空もあって、オアシスパークはこんなにきれいなんだと再認識させられました。作業にあたられた皆様には本当に感謝いたしたいと存じます。大変お疲れ様でした。


■来週から市議会です

 9月9日(月)から12日(木)まで、4日間の会期予定で「第3回市議会定例会」が開会されます。
 今回は、一般会計をはじめとした各会計の補正予算や砂川市中小企業等振興条例の一部改正など、19案件について審査を行います。なお、一般質問は6人となっています。

 先日、総務文教委員会にて市立病院から地域ケア病棟を9月末で廃止する考えが示されました。本件に関しては既に当院のホームページでも公開されております。
 地域包括ケア病棟は平成26年度に設置され、急性期治療を経た患者がリハビリを行いながら在宅への退院を目指すものとして当時から大きな期待が寄せられていたと想像すると非常に残念に思う措置です。
 今回の判断は国の方針により急性期病院の施設基準が変更になったことが一部背景としてあるようです。
 総務文教委員会では何点か質問を行いましたが、経緯や患者の負担に関わる部分などの詳細については、同じ会派(市民クラブ)の鈴木議員が今議会で一般質問を行い確認するとしておりますので皆様には注意深く是非ご覧いただければと存じます。

 なお、議会日程の詳細は”こちら”からご確認いただけます。


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